ETFと日経225mini(ミニ)の違い
ETFについて
日経225mini(ミニ)と同じ大証に上場されている
ETFという投資信託があります。
ETFは、「日経平均株価の現物株式」とも言われてまして、
他の投資信託と異なる点は、ファンドそのものが取引所に上場されており、
そこで自由に売り買いが行なわれることです。
株取引は心理戦でもあります。
ETFと日経225mini(ミニ)の違い
では、ETFと日経225mini(ミニ)の具体的な違いを見て行きましょう。
まずは投資効率が連います。
最低取引単位は、ETFが10□単位ですから、
日経平均株価が1万円であれば、10万円の資金が必要になります。
しかも、これは現金で全額を払わなければなりません。
(信用取引もできますが、一般的には、最低預入金として、
30万円程度は、必要です。)
「日経225mini(ミニ)」 VS 「ETF」 比較表
「日経225mini(ミニ)」「個別株」比較例 |
組み入れ銘柄 | 日経平均と同じ | 日経平均と同じ |
最低必要証拠金 | 5〜10万円 (証拠金として) | 10万円程度 (購入資金として) |
運用金額 | 日経平均の100倍×枚数 | 日経平均×単元数 |
売買手数料 (オリックス証券で1枚100万円分を買った場合) | 52.5円(税込み) | 945円 (信用取引の場合は、315円。税込み、約定ごとコース) 840円 (税込み、1日定額コース) |
期限の有無 | 年4回 | なし(現物取引の場合) 6ヶ月(信用取引の場合) |
税制 | 20%の申告分離課税 | 20%の申告分離課税) (ただし通常の上場株式と同じ軽減措置あり) |
これに対して、日経225mini(ミニ)なら、証拠金を
5万〜10万円程度人れれば、ETFに換算して100□
分の取引ができます。
値動きは同じですから、必要とする資金が少ない分、効率的です。
また、日経22を1枚取引する手数料は、同額の
ETFを取引する場合の10分の1以下。
この点でも有利です。
ETFでも信用取引はできますから、売りから入って株価下落局面で
利益を狙ったり、あるいは最大3・3倍程度のレバレッジを効かせたりは
できるわけでが、投資効率を重視するのであれば、日経225mini(ミニ)
の方が、かなり有利になります。
ただし、日経225mini(ミニ)には、満期日の
「限月」があるのには、注意が必要です。