移動平均線とは?日経225ミニ(mini)移動平均線
移動平均線とは?
移動平均線とは、過去の一定期間の価格の平均を折れ線グラフ化
したもので、米国のJ.E.グランビル氏が開発しました。
相場が上昇トレンドにあるのか、
下降トレンドにあるのかを読み取るのに適した、わかりやすい分析手法です。
20日移動平均線は、過去20日間の終値を足して20で割った
平均値をなだらかな線で結んだもので、25日移動平均線ならば、
過去25日間の終値を足して25日で割った平均値です。
移動平均線はトレンド系の代表的なテクニカル分析です。
相場の転換点を知るために必須な分析
日経平均株価は、「需要」と「供給」で決まります。
海外旅行の代金は、ゴールデンウィークや
お盆やお正月のピーク時には通常料金よりも値上がりします。
言うまでもなく、それは、
飛行機の座席数とホテルの部屋数は決まっているからです。
飛行機の座席数とホテルの部屋数という需要が、海外へ行きたい
人という供給を上回っているからです。
日経平均株価も、需要が供給より多くとなれば値上がりし、
需要が供給より少なくなれば下落します。
今が値上がりしている状態であれば買いから入るべきですし、
下落している状態であれば売りから入るべきです。
逆をしますと、大きな損失になります。
トレンドを見極めるための移動平均線
損失を少なくし、コンスタントに利益を上げるためには、
移動平均線で現在のトレンドを把握するのが重要だと
わかりましたとこころで、移動平均線の詳細を述べましょう。
上昇トレンド
移動平均線の上昇トレンドとは、日経平均株価の下では、日本株を
買いたいという投資家が、売りたいという投資家を上回っており、
現在も買いたいと思っている投資家が多いということです。
ここでは、、過去13週間の終値を足して13で割った、
13週移動平均線と過去26週間の終値を足して26割った
平均値をなだらかな線で結んで描いた、26週移動平均線を例に
見ていきましょう。
1年間は52週です。
26週はその半分ですから半年です。
13週はさらにその半分ですから3ヵ月です。
チャートの状態は、完全な上昇トレンド局面といえます。
なぜならば、横軸で見て、26週、13週がともに右肩上がりの期間とは、
過去半年間(26週)・過去3ヵ月間(13週)ともに買い進まれている
(需要が供給より多い)状態です。
さらに、チャートを縦軸で見て、13週が26週の上に位置する期間ならば、
時系列で見ると過去3ヵ月の方が、過去半年よりもより強く買い進まれて
いる状態といえます。
この状態は、ゴールデンクロスと呼ばれる長期移動平均線(26週)を
短期移動平均線(13週)が、下から上に突き抜ける状態で一般的に
買いのタイミングとされています。
下降トレンド
下降トレンドとは、それまでの高値と安値を切り下げて、
株価が有利下がりで安値に向かっでいく局面をいいます。
需給関係で見ると、日本株を売りたいという投資家が、買いたいという
投資家を上回っており、現在も売りたいと思っている投資家が多いということです。
横軸で見て、26週、13週がともに有利下がりの期間とは、
過去半年間・過去3ヵ月間ともに売り込まれている
(需要が供給より少ない)状態です。
さらにチャートの状態を縦軸で見て、13週が26週の下に位置する期間ならば、時系列で見ると過去去3ヵ月の方が、過去半年よりもより強く売り込
まれている状態です。
この状態は、デッドクロスと呼ばれ短期移動平均線(13週)が
長期移動平均線(26週)を上から下に突き抜ける状態で一般的に
売りのタイミングとされています。